① 使用方法 ・LED毎に絶対最大定格を超えないように回路設計を行ってください。 LED毎に定電流駆動することを推奨致します。 ・定電圧駆動する場合は、(A)の回路はLEDの順電圧の影響によりLEDに流れる 電流がばらつきますので、(B)の回路を推奨します。 ・本製品は、順方向電流駆動でご使用ください。 非点灯時には順逆とも電圧がかからないように配慮下さい。特に逆電圧が連続的に加わる状態は、 マイグレーションを発生させる可能性があり、素子にダメージを与える場合が有りますので避けて下さい。 ・本製品はLEDの諸特性が安定する定格電流の10%以上でご使用されることを推奨します。 ・屋外で使用される場合は、十分な防水対策、湿度対策、塩害対策を施してご使用ください。 |
② 取り 扱い上の注意 ・素手で本製品を取り扱わないで下さい。表面が汚れ、光学特性に影響を及ぼすことがあります。 場合によっては、製品の変形や断線が起こり、不灯の原因になることがあります。 ・LEDを落下させてしまった場合には、製品の変形などが発生することが有りますのでご注意ください。 ・ピンセットで本製品を取り扱う場合は、製品へ過度な圧力を掛けないようにして下さい。 樹脂部の傷、欠け、剥がれ、背品の変形や断線が起こり、不灯の原因となります。 ピンセット等を用いて製品取り扱いを行う場合、LED上面の封止部に触れることの無いようご注意下さい。 ・封止材料にシリコーン樹脂を用いてる製品は上面の封止部が柔らかく、力が加わると傷、欠け、剥がれ、 製品の変形、断線や信頼性に影響を及ぼす恐れがあります。封止部に圧量を加えないで下さい。 また、自動実装機を使用する場合は、封止部に直接作用を及ぼさないような吸着ノズルをお使い下さい。 ・発光面サイズより小径のノズルを使用しますと発光面を傷つけると共にLEDが不灯に至る 可能性があります。実装機を使用される場合は製品あった吸着ノズルを選定ください。 製品によっては専用ノズルを推奨しております。詳細につきましては弊社仕様書をご確認ください。 ・ロータリーヘッドタイプのマウンタでは実装ズレが発生する可能性がありますので、事前に 問題ないことをご確認の上でご使用ください。 ・本製品の実装後に基板は積み重ねしないで下さい。 実装した基板を重ねると、基板が樹脂部に衝撃を与え樹脂部の傷、欠け、剥がれ、変形・断線、 LED剥がれが発生し、不灯の原因になります。 |
③ 静電気に対する取り扱い ・本製品は静電気やサージ電圧に敏感で、素子の損傷や信頼性低下を起こすことああります。 取り扱いに際しては、以下の例を参考に静電気対策を十分行って下さい。 *リストストラップ、導電性衣類、導電靴、導電性床材等による電荷の除去 *作業区域の装置、治具等の設置による電荷の除去 *導電性材料による作業台、保管棚等の設置 ・使用機器、治具、装置類や作業区域内は適切に接地をして下さい。 実装される機器等についてもサージ対策の実施を推奨します。 ・治具、装置類にガラスやプラスチックなどの絶縁体を使用される場合は対策を十分にとって下さい。 *導電性材料による導電化 *加湿による帯電防止 *徐電器(イオナイザ)による電荷の中和 ・本製品を機器に実装後、特性検査をする際には、静電気による損傷の有無も併せて確認して頂くよう お願いします。電流を下げて(1mA以下推奨)順電圧検査を実施することで、損傷の有無は検出できます。 ・損傷したLEDには、順方向の立ち上がり電圧が低下等の異常が現れます。 不合格判定基準:(VF<2.0V at IF=0.5mA) ※上記の不合格判定基準は代表的な値であり、製品によって異なる場合がございます。 別途仕様書を請求のうえご確認下さい。 |
④ 熱の発生 ・LEDをご使用の際は、熱の発生を考慮して下さい。 通電時の素子の温度上昇は、実装する基板の熱対抗や本製品の集合状態により変化します。 熱の集中を避け、周囲の環境条件により最大ジャンンクション温度(TJ)を超えることがないように配慮下さい。 ・LED直近の温度条件(TA)により使用電流を決め、放熱等の処理を施して下さい。 |
⑤ 洗浄 ・ぬれた雑巾、ベンジン、シンナーなどでLEDを拭かないで下さい。 ・洗浄する場合は、イソプロピルアルコールを使用して下さい。 その他の洗浄剤の使用に当たってはパッケージ及び樹脂が侵され、不具合発生の原因となる場合が あります。問題のないことを十分に確認の上で使用をお願い致します。 フロン系溶剤については、世界的に使用が規制されています。 ・発光面に付着した汚れをふき取る際には樹脂部分を傷つけないようにご注意下さい。 ・超音波洗浄は、基本的には行わないで下さい。やむをえず行う場合は、発振出力や基板の取り付け方 によりLEDへの影響が異なりますので、予め実使用状態で異常のない事を確認の上実施下さい。 |
⑥ 目の安全性 ・LEDの出力を上げたり、LEDからの光を光学機器にて集光したりするなどした状態で、直視しますと 眼を痛めることがありますので、ご注意下さい。 ・点滅光を見つづけると光刺激により不快を覚えることがありますのでご注意ください。 機器に組み込んでご使用される場合は、光刺激などによる第三者への影響をご配慮下さい。 ・2006年に国際電気委員会(IEC)からランプ及びランプシステムの光生物学的安全性に関する 規格IEC62471が発行され、LEDもこの規格の適用範囲に含められました。 一方、2001年に発行されたレーザー製品の安全に関する規格IEC60825-1 Edition1.2において、 LEDが適用範囲に含まれていましたが、2007年に改訂されたIEC60825-1 Edition2.0でLEDが適用除外 されました。但し、国や地域によっては、依然としてIEC60825-1 Edition1.2と同等規格を採用し、 LEDが適用範囲に含められています。 これらの国や地域向けには、ご注意ください。IEC62471によって分類されるLEDのリスクグループは、 放射束や発光スペクトル、指向性などによって異なり、特に青色成分を含む高出力では リスクグループ2に相当する場合もあります。 |
⑦ その他 ・本製品は、一般電子機器(事務・通信・計測機器、家電製品等)に使用されることを意図しております。 特別な品質・信頼性が要求され、その故障や誤作動が直接人命を脅かしたり、 人体に危害を及ぼす恐れのある用途(航空・宇宙用、海底中継機器、原子力制御システム、交通機器、 燃焼機器、生命維持装置、安全装置等)にご使用をお考えの場合は事前に弊社窓口までご相談願います。 ・弊社の許諾を得ることなく、本製品に対し解体や分析などのリバースエンジニアリングにあたる行為を 行わないで下さい。万一本製品に不具合が発見された場合は、本製品自体の解体をすることなく弊社 まで直接ご連絡下さい。 ・製品の使用及び外観は改良の為、予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承下さい。 ・当ホームページに記載の内容は、仕様書の主な事項について書かれたものです。 ご使用の際は、最新の仕様書を請求のうえ内容をご確認下さい。 |